Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)
2026.7
危険な暑さの日が増え、業務・生活面で熱中症増加が懸念されています。
コロナウイルスの時は、体温を非接触で計測する放射温度計値等が基準になりました。
熱中症には、暑さ指数(WBGT)計値を基準に、対応・管理することが必須です。
暑さ指数は、熱中症を予防することを目的に1954年にアメリカで提案された指標です。
暑さ指数は、人体と外気との熱のやり取り(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度②日射・輻射など周辺の熱環境③気温の3つを取り入れた指標です。
暑さ指数(WBGT)は、Wet Bulbe Glob Temperature(湿球黒球温度)の略称で、3種類の測定値(黒球温度、湿球温度、乾球温度)から算出されます。
暑さ指数は、ISOで国際的に規格化され、日本ではJISZ8504で規格化されています。
環境省は、2006年から「熱中症予防情報サイト」を開設し、47地点での実測値と、全国794地点での実況推定値を公表しています。
①黒球温度:(GT:Globe Temperature)
日射や周囲からの熱放射、気流、気温の影響を反映した温度。黒色塗装銅板球の 中で計測。
弱風時に日向における体感温度と良い相関がある。
②湿球温度:(NWB:Natural Wet Bulb temperature)
温度計の表面にある水分が蒸発時の冷却熱と平衡した時の温度。
皮膚からの汗が蒸発する時に感ずる涼しさの度合いを表す。
③乾球温度(NDB:Natural Dry Bulb temperature)
そのままの気温の計測値です。
暑さ指数は、以下のように算出されます。
・室内WBGT:0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
・屋外WBGT:0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
現場計測用暑さ指数計としては、数千円から数万円で販売されています。
熱中症計・WBGT計・暑さ指数計・熱中症指数計等と、業者で名称は異なります。
法令対応で記録を残す場合等は、ISO7243、JISZ8504、JISB7922適合の黒球つきのクラス1.5またはクラス2準拠の計測器を選択してください。
ISOやJIS適合でない計測器は、気温・湿度から推定した簡易型で、輻射影響の小さい室内用や日常のモニタリング用に活用されます。
暑さ指数計がない場合は、「熱中症予防情報サイト」で提供される情報を参考としてください。
なお、熱中症予防に暑さ指数計を適切に使用するには、
厚生労働省の「WBGT指数計を用いた作業環境管理方法について」が参考になります。
