Think Globally, Act Locally!!
   (地球規模で考え、地域で足元から実践)

令和5年3月30日

これまでの「いい会社」の条件は、企業の規模・業績・知名度などでした。
しかし、業績は良くても企業規模が大きくても、ブラック企業がありました。

  最近では、SDGsが広がり、人手不足もあり、人本経営・ウェルビーイングが叫ばれ
「強くて愛される」「人を幸せにする」「いい会社」を目指す会社が増えているように思います。

それでは、具体的に「いい会社」をはかるモノサシがあるのでしょうか?

  経営学者の坂本光司氏の著書『強くて愛される会社になるための100の指標「会社の偏差値」』:あさ出版 があります。

 高校や大学を卒業して最初に就職した企業を3年以内に辞めてしまう人の割合は、 高卒者は40-50%、大卒者は30%前後で、そのうち約半分は入社後1年以内で辞めてしまっています。
これほど多いのは、本人もさることながら企業側にも社会にも問題がある。
「いい会社」のモノサシ・定義が間違っていると言われています。

 坂本氏は、経営の最大の使命・目的は『社員とその家族をはじめとする5人(者)の幸せの実現』と定義しています。

 「5人(5者)とは、
①社員とその家族 ②社外社員(仕入れ先や協力企業)とその家族 ③現在 顧客と未来顧客➃地域住民とりわけ障がい者など社会的弱者 ➄株主および関係機関 のことです。

著書では、5人(者)の人々に関しての指標とその意味・内容が説明され、100点満点で評価できるようになっています。 

 坂本氏は、約50年間で国内外8000社を超える企業の現地研究をして、それらの研究結果は、日本でいちばん大切にしたい会社」として2008年から、これまで8冊が発行されベストセラーになっています。

 会社に関係する人々を幸せにして、結果的に業績を高めている会社が紹介されています。

 また、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞も、これまで13回が開催されています。

 環境経営・SDGs・働き方改革・健康経営・女性活躍・地域貢献等に取組む企業に参考になるのではと思います。