Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)
平成29年12月26日
地球で人類が生存していくためには、持続可能な社会システム・経済システムへの大転換が必須になっています。
そのため、2015年9月の国連サミットで、SDGsが採択されました。
SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標」の略で「エス・ディー・ジーズ」と発音します。 SDGsは17の大きい目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されており、2016年~2030年の15年間で達成を目指します。
17の大きな目標は、以下のようです。
1.貧困をなくそう 2.飢餓をゼロ 3.すべての人に健康と福祉を 4.質の高い教育をみんなに 5.ジェンダー平等を実現しよう 6.安全な水とトイレを世界中に 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8.働きがいも経済成長に 9.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.作る責任使う責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsの国ごとの達成状況は、定期的にモニタリングし報告するようになっており、
2017年7月に発表されたレビューでの日本の評価の概要は、以下のようです。
●既に達成した項目:4.教育 8.経済成長と雇用 9.インフラ・産業化・イノベーション
●達成に近付いている項目:1.貧困 2.飢餓 3.保健 6.水・衛生 11.持続可能な都市
16.平和
●課題が多い項目:7.エネルギー 10.不平等 14.海洋資源
●非常に悪い項目:5.ジェンダー 12.持続可能な生産と消費 13.気候変動
15.陸上資源 17.実施手段
世界の国では、評価が高い国は1位スウェーデン 2位デンマーク 3位フインランド 4位ノルウェーとなっています。
日本は11位で、アメリカ42位 ロシア62位 中国71位となっています。
経団連も「企業行動憲章」にSDGsの理念を取り入れて7年ぶりに改定しました。
今後、日本の各企業でもSDGsの取り組みが加速することが予想されます。
環境経営を推進している事業所では、現在取組んでいる環境目標がSDGsの目標の一部であることが理解できると思います。
今後、新たな目標を設定する時には、SDGsの169のターゲットを確認して、環境と社会的課題の解決と事業を伸ばし経営体質を強化できる新目標を検討ください。
理事長 久留正成