Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)
2016年4月28日
KES規格の要求項目毎に紹介しますので、日頃の活動や審査準備、自己評価(内部監査)等で参考にしてください。
1.環境宣言
①環境宣言・環境改善目標・改善計画の整合性がない。
新年度等で設定目標を見直した際に、記載された目標項目・目標値が不整合。
②電気・紙・ゴミ等環境負荷削減目標が限界気味で継続。
仕事の進め方を見直す、本業を徹底する、社員を育成する、社員の通勤・家庭、地域等の環境活動に視野を広げる等を検討して、設定目標を見直す。
③環境宣言や活動内容を積極的に情報発信する。(地域での仲間拡大・連携)等
2.環境影響項目
①環境影響評価で特定された著しい環境影響項目と環境マネジメントマニュアルに記載の項目が不一致。
②毎年、環境影響評価が実施されていない。
③環境影響評価プログラム(チェックリスト)の内容・項目の見直しも。
・すでに実施している項目や今後計画したい施策などを追記・充実する。
④チェックリスト評価の実施分担や、評価後の検討を教育として実践する。等
3.法的及びその他の要求項目
①法関連調査表・マニュアルの一覧表・法順守チェックリストの整合性がない。
②法順守の結果が〇だけであり証拠が不十分。何の記録・現場を確認したかの記録の記載を。法順守のノウハウとなり、引継ぎや教育に有効。
③産業廃棄物処理業者の許可有効期限は台帳を作って毎年確認を。
④産業廃棄物管理票交付状況報告書の毎年提出と産廃保管場所に表示を。
⑤業務用空調機は、フロン排出抑制法対象で簡易点検と記録保存が必要。 等
4.環境改善目標及び改善計画
①原単位の累積計算が単なる足し算になっている。
②目標未達の翌年の目標値が、適切な理由がなく、前年実績値基準である。
③新たな施策も追加されず、次年度の改善目標を立てている。(達成の可能性小)
④環境改善のためには、1枚の環境改善計画書兼進捗管理書では不十分。(目標達成のための施策数が少なく、施策の進捗管理ができない様式である。)
より改善を徹底するには、目標項目毎に数値だけでなく、施策の進捗管理を含めた様式が有効。 等
理事長 久留 正成