Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)

2025年11月

  今年は、北日本を中心に熊が出没し人的被害が増えて、大きな話題になっています。

  熊の出没、人的被害の理由として、いくつかの理由があげられています。
  ・地域の少子化・高齢化が加速し、山林・田畑の荒廃が進むことにより、
     野生動物の活動範囲が広がり、個体数も増えている。
     人間と野生動物の住む境界が、あいまいになっている。 
  ・地球温暖化が加速し、生態系を変えており、
  雪が少なくなり、熊の冬眠は短くなっている。
    熊が食べる食物が、不作・不足している。

 熊は、もともと肉食だったみたいですが、狩りが苦手で、
   明治時代にオオカミが駆逐され、オオカミが食べた残骸などを食べていた熊は、
   食べる物が、雑食に大きく変化したようです。
 元来肉食なので、今でも罠にかかったシカやシカの子を襲って食べたりもしています。

 雑食の熊が、食べるものとしては、
  ドングリ、クリ、カキ・ブルーベリー・ヤマブドウ、
  樹木の若葉、草、タケノコ、鮭など魚、
  蟻や蜂・セミの幼虫などがあります。

 地球温暖化は、加速し、
 豪雨、巨大台風、猛暑日の増加など異常気象が連続、
 昨年の米不足・食料品の高騰、海水面の高温化等で漁獲量の減少 等
 既に、社会生活に大きな影響を及ぼしています。

 一般の人は気付かなく、関心がありませんが、菌・植物・小さい生物達にも、
  地球温暖化等環境問題は、確実に影響を及ぼしているようです。
 今年の夏は、
  クマゼミの鳴き声を聞かなかった、
  草刈りでは、コウロギ・バッタ・カマキリ等昆虫や蛇・トカゲをほとんど見なかった。
  秋には、
  虫たちのオーケストラを聞けなかった。
  茶の花などに群れる蜂の数、屋根裏などの蜂の巣は少なく、蜂蜜の収集も少なかった。
  世界的に昆虫は、大絶滅状況になっています。

  小さな生き物達が生きていけなくなり、それを食する大きな動物達に異変が起こり、
  それが人間社会にも影響を及ぼすようになったように思えます。