Think Globally, Act Locally!!
地球規模で考え、地域で足元から実践
令和4年12月31日
2020年10月に菅首相が2050年カーボンニュートラル実現を表明して2年が経ち具体的な動きが大きくなっています。
鹿児島県では11月15日に「カーボンニュートラルシンポジウム」と「水素・再生可能エネルギー導入セミナー」が1日間ありました。
●「カーボンニュートラルシンポジウム」
1.「地域の中小企業等のカーボンニュートラル」九州地方環境事務所地域脱炭素創生室
・中小企業における対応の重要性、脱炭素経営取組のステップと支援策
・脱炭素経営推進の支援事業:事業目的、事業内容、事業スキーム・イメージ、予算
2.「知って、減らして、オフセット」有限会社そおリサイクルセンター
・生ごみ堆肥化、有機堆肥でひまわり等栽培⇒食油、海外でシステムづくり支援
・CO2排出量の把握⇒車燃料・電気の削減⇒森林吸収クレジット購入⇒排出実質ゼロ
3.「カーボンニュートラルへの取組み」九州電力株式会社鹿児島支店
・つくる側の取組み:電源の低・脱炭素化、再エネの主力電源化、火力CO2ゼロ
・つかう側の取組み:各部門の電化、地域エネルギー、最大限の電化推進
4.「中小企業への支援制度」(一社)ESCO・エネルギーマネジメント推進協議会
・省エネ診断:エネルギーデータ把握⇒ロス分析⇒目の付け所⇒省エネ策⇒効果推定
・エネルギーマネジメント、ESCO事業、相談メニュー、省エネ商材
●「水素・再生可能エネルギー導入セミナー」
1.「九州におけるクリーンエネルギーのポテンシャルと現状」
九州経済産業局資源エネルギ-環境部
・グリーン成長戦略、九州管内の取組事例、再生可能エネルギー毎地産地消取組事例
・支援施策の内容・補助金:現状把握、設備投資、技術開発・事業化、制度ほか
2.講演「再生可能エネルギーの地産地消による地域活性化」京都大学大学院 諸富徹 氏
・脱炭素先行地域:選定の概要、目指すもの、地域競争力強化、人口減少時代の経営
・分散型エネルギーシステム:デンマークの事例、再エネ発電コストの劇的低下
・地域経済循環の考え方:地域経済循環促進と地域付加価値の創出
・ドイツの「シュタットベルケ」:電力事業を軸とした地域ソーシャルビジネス
日本版シュタットベルケの事例:みやま市、湖南市、生駒市、米子市、宮古市
3.「小水力と相互理解-利害対立を超えて地域資源活用」株式会社リバー・ヴィレッジ
・過疎や高齢化に悩む中山間地を豊かにするため「水」を活かしたエネルギー創出
・小水力発電の適地と条件、九州での事例、地域連携の仕組みづくり
4.「IHIの再生可能エネルギーに関する取組み」株式会社IHIソリューション統括本部
・福島県相馬市スマートコミュニティー事業:CO2フリー循環型地域社会創り
・アンモニアバリューチェーン構築の取組み:アンモニアの利点、開発・供給網整備