Think Globally, Act Locally!!
   (地球規模で考え、地域で足元から実践)

                                                        平成31年5月30日

 ISO14001・KES・EA21の改訂版では、環境目標設定の前段階として、自社の経営分析をして、本業を通じた環境活動を要請また推奨しています。

 経営分析のツールとして、SWOT分析がよく活用されます。
 SWOTとは、Strength:強み、Weakness:弱み、Opportunity:機会、Threat:脅威の頭文字をとったもので、取り巻く外部環境を機会・脅威面から、内部環境を強み・弱み面から分析します。

 本年度の環境経営活動を振り返り、次年度目標・計画を策定するための最高責任者(代表者)による見直し・評価の時に、社長を中心に皆さんで、自社の現状を分析・整理してみましょう。
 ●外部環境分析の視点:業界・ライバルの動向、顧客の要請や嗜好・ライフスタイルの変化、法的規制、行政・地域の動向、時代の流れ等
 ●内部環境分析の視点:商品・サービスの品質・コスト・納期、体制やしくみ、技術力、人材力、財務力等

(SWOT分析事例)

内部環境 強み(S) 弱み(W)
・小回りがきく
・長い取引の顧客が多い
・地域貢献に熱心である
・独自の技術・サービスがある
・社内の一体感が強い 等
・歩留が低い
・知名度が低い
・5Sの徹底度が弱い
・定着率が低い
・取引先が偏っている 等
外部環境 機会(O) 脅威(T)
・観光客の増加
・地域創生事業の活発化
・防災対応・建設物の老朽化
・顧客ニーズ等の変化
・環境ビジネスの拡大 等
・人手不足
・社員の高齢化
・原材料・燃料の高騰
・海外製品との競合
・コスト競争激化 等

 SWOT分析で抽出された機会や強みを生かし、課題や弱みにどう対応し改善するか等、施策・アイデアを検討して、次年度の環境目標を設定してください。

 エコサポートTGALでは、中小企業診断士や経験者が審査・コンサルを担当していますので、活用方法・不明な点など、ご相談ください。

理事長 久留 正成