Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)
2024.12
地球環境問題は、地球システムを変化させる程の大きな課題です。
地球温暖化については、30年程前から科学的に予測されていたことが、間違いなく
現実になってきています。
そして、年々地球環境は悪化し、後戻りできないティッピング・ポイント(臨界点)に
近づいていると言われています。
多くの人が、地球環境問題を自分事として捉えられなく、関心が薄い。
環境活動を長く進めてきての大きな疑問点であり、推進上の課題です。
「地球の外から地球を見れる宇宙人」的に俯瞰できる視野の強化が必須と思います。
そのような宇宙人的な視点を養うのに、役立ちそうな本があります。
138億年前のビッグバンから始まる宇宙の誕生から今の世界まで、さらに近未来・超未来までが337ページで一気に分かるディヴィッド・ベイカー著の「早回し全歴史」です。
この本では、全歴史を以下のような流れで紹介しています。
1章:無生物の時代:ビッグバンから地球形成までの生命の存在しない宇宙の歴史。
2章:生物の時代:地球の海底に生命が出現。種や生態系などの多様性が進む。
3章:文化の時代:人類が知識を蓄積し道具や技術を開発。行動様式や生活が変化。
4章:未知の時代:近未来・超未来。宇宙が滅亡するまで。
いくつか気付いた点・感想などを列記します。
●人間は宇宙の構成物質からなっている。
人間は宇宙の進歩の集大成である。
人間は他の生物・物質・環境とも一体である。
●これまで、宇宙・地球の環境は激変している。
生物は、発生・進化・絶滅を繰り返している。
●「複雑さ」の増大トレンドが人間を生み、人間が「複雑さ」をさらに増大。
人間の進化は、集団学習と知識の蓄積による「複雑さ」の拡大で加速。
宇宙と生命の歴史を俯瞰でき、我々はどこから来たのか?我々は何者なのか?
我々はどこへ行こうとしているのか? 等 考えさせられます。
また、人間の選択と努力が、新たなイノベーション起こすので、一人ひとりの思い・
行動で未来が変わると改めて気付かされます。