Think Globally, Act Locally!!
   (地球規模で考え、地域で足元から実践)

令和3年9月30日

   特に小企業では、電気より車燃料がCO2を多く排出し、経費も多い特徴があります。
   ●一般的な設定目標
 ①車燃料使用量削減
  仕事量が増えるとか建設業で重機使用が増えると目標未達になります。
  経営上は嬉しいことなのに、環境上は不具合になる。
 ②原単位(燃費)向上
  遠距離が増えると燃費が良くなり、近場での業務だと燃費が悪くなる。
 ③施策と上記目標の併用
  以下の施策実施状況と①②を併用した目標とする。管理しやすくなります。

 ●改善施策
 1.ハード(車・燃料)
  ①車を低燃費車・電気自動車に更新する。
  ②車リースにして定期的に新車に変える。
  ③CO2がゼロとなるバイオディーゼルを生産し使用する。  
 2.ソフト(業務の見直し・車の乗り方)
  ①車に乗り移動する業務の削減方法を検討する。 
  ②車の代わりに公共交通機関や自転車を活用する。通勤の場合も配慮する。 
  ③車の整備や相乗りする仕組みの定着度を高める。
  ④GPSを活用して目的地から近い車を移動させる。
  ⑤納入車をモーダルシフトする。
 3.監視・評価
  ①ドライブレコーダーを設置する。
  ②ディジタルタコメータを設置する。
   車を多数台保有するところでは、全ての車に設置し、そのデータをボーナス・給料に反映するところもあります。
   車燃料代とCO2が減るだけでなく、交通事故が減り保険代も減ります。
   デジタルタコメータはリースできるところもあります。

 ●今人気の目標・施策:「エコドライブ10ヶ条自己評価表の活用
 環境目標として「エコドライブ10ヶ条の自己評価表」を作成し、運転者が毎月各項目を10点満点で自己評価し、その結果を互いに話し合いレベルアップに努める方法です。
 基準年より総合評価点が向上する年間目標を設定します。

 車燃料も原単位も仕事量や走行距離によってうまく管理できませんが、またエコドライブ10ヶ条の啓発や掲示より、確実に運転手の運転レベルが上がります。
 SDGs目標として、家庭での車の乗り方向上法としても活用できます。