Think Globally, Act Locally!!
   (地球規模で考え、地域で足元から実践)

                                                        令和元年12月25日 

 元旦には、本年はこうしたい・こうありたいと、目標を立てる人が多いと思います。
 環境マネジメントシステムの基本的な考え方・方法は、人生・経営・業務等の企画・管理にも十分活用・応用できます。

 世界の各分野で成功した人は、どんなことを考え、行動していたのかを調査して、成功した人に共通的な考え方・方法・習慣・行動などをまとめた、多くの自己啓発書があります。
 それらの原点的な本であるナポレオン・ヒル「成功哲学」の願望達成法を紹介します。

 ●願望達成の6ステップ
 1.望んでいることを「具体化する」。できるだけ「数値で」

 2.望んでいることを得るために、「何を自分が支払うか」を決定する。
 3.願望を達成する「期日」を決定する。
 4.願望を達成する「綿密な計画」を立て、ただちに「行動を起こす」
 5.上記の4つのステップを「紙に詳しく書き出す」
 6.紙に書かれた宣言を、「起床時と就寝時に、大声で読み上げる」
   その時、「既に願望はかなえられたと考え、信じること」

 また、ISOマネジメントシステムでも、同様なことを要求しています。
 ●環境改善目標・計画への要求項目(ISO14001をシンプルにしたKES規格):
 1.目標は、「環境宣言と整合」する。
 2.目標・計画は、「文書化」する。
 3.目標は可能な限り「数値化」し、数値化できない場合でも「到達点を明確」にする。
 4.計画書では、目標達成するための進捗管理する「実行責任者」を明示する。
 5.計画書では、目標を達成するための「具体的施策」「日程」を示す。
 6.計画書では、目標に対する「実績が確認」できる。

 ●中国古典での類語
 1.一生の計は、少壮の時にあり。
 2.一日の計は、朝にあり。

 願望達成の6ステップでは、目標・計画策定のコツ・運用法を、さらにKES規格では環境宣言(理念・方針)との整合・組織的活動の場合の責任者の明記を謳っています。
 中国古典では「一年の計は元旦にあり」も書かれていますが、何事も節目での目標・計画の策定が重要であることを説いています。

熱い気持ちを持ち、願望を実現するための具体的な目標・計画を策定し、果敢に行動し、毎日・毎週・毎月・毎年の周期で、PDCAを回す1年にしたいものです。
そうすれば、潜在能力がフルに発揮され、願望を達成する確率が高まります。

理事長 久留正成