令和4年11月30日

 一般社団法人鹿児島県中小企業診断士協会は、「中小企業診断士の日」記念セミナーとして、「SDGsを中小企業の新たな成長機会にしよう」との趣旨で、シンポジウムを開催しました。

 各分野のパネラーが、いろんな角度からSDGsの取組事例を紹介しました。

 1.SDGsの本質と中小企業における活用を考える
   鹿児島相互信用金庫 経営企画部副部長 本永 謙介 氏(中小企業診断士)
  ①信用金庫の理念は、パートナーシップ、誰一人取り残さない、働き甲斐も経済成長も、
   持続可能な社会づくりでありSDGsの考え方そのものである。
  ②2018年SDGs宣言をして、地域の社会・経済・環境課題に取り組んでいる。
  ③2021年創設の大崎町SDGs推進協議会と連携して、リサイクル率日本一の大崎町から
  「資源が循環する社会構築」のため上流の製造側と連携する活動を推進。
   ●(一社)大崎町SDGs推進協議会 ディレクター 藤田香澄 氏
  ①地域企業と環境に配慮した企業活動や事業を考えるプログラム『GREEN KAGOSHIMA in 大隅
   を開催。講演会・現地訪問・課題のまとめ・発表会を実施。
   最終の4回目では、参加企業が実践したいグリーンな取組みを宣言。
 2.若潮酒造とSDGsに向けた取組みのご紹介
   ●若潮酒造株式会社 研究室/経営戦略室 室長 上村 曜介 氏
  ①100年つづく酒造を目指した新しい取組み:第一回酒屋が選ぶ焼酎大賞等
  ②SDGsに向けた取組み:・大隅半島の規格外フルーツ&野菜を活用したお酒
              ・アルミレス環境に配慮した紙パック:リサイクル可能
              ・「GREEN KAGOSHIMA in 大隅」での取組み
 3.株式会社久永 SDGsの取組み
   ●株式会社久永 常務取締役 大塚 健一 氏
  ①創業100周年に際し、事業継続・成長させるために取組みをスタート。
  ②SDGs経営の4つの目標 a.人材育成と社員の健康 b.環境配慮の事業活動 
                c.価値ある製品・サービス d.社会貢献とイノベーション
  ③取組の中での課題 ・経営と同軸であることの理解浸透 ・自分事にするしかけ
  ④リクルート・離職率・生産性・BCPなどに効果があった。
 4.環境=経営=人づくり=地域づくり
   ●NPO法人エコサポートTGAL 理事長 久留 正成 氏(中小企業診断士)
  ①「地域への思い」から「マネジメントシステムを中小企業に普及する」活動
  ②「環境=経営=人づくり=地域づくり」の理念で、NPO法人を20年間運営
  ③環境経営の効果:企業文化・風土の革新、経営体質強化でキラリと光る会社

 パネルディスカッションでは、「SDGsを経営に生かす」「経営に求められるもの」の観点で、各パネラーから考え方・事例の紹介がありました。
 出席者からは「濃密な話だった。バランスよく話が聞けた。SDGsの理解が進んだ。ビジネスにつながる。経営の柱として取り組むべき。」などの声がありました。