Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)
2008.1.1
昨年秋にはアル・ゴア元米国副大統領とIPCC(気候変動に関する政府
間パネル)がノーベル平和賞を受賞しました。
今年は京都議定書の約束期間に入ります。また洞爺湖サミットも予定さ
れています。
日本でも遅まきながら京都議定書の目標をクリアするための活動が本格的
にスタートすることを期待しています。
新年に見た地球温暖化特集番組では、国の意思として低炭素社会に舵を切ったヨーロッパ諸国の実践事例が紹介されていました。
京都議定書締結以降、国の意志として数値目標を掲げ目標をクリアするための具体的施策と日程を明確化し実践してきたヨーロッパ諸国と自主的に
できるところから取組みましょうと及び腰だった日本との違いを再認識させられました。
日本はオイルショックの時、世界の見本となる省エネ技術の開発と省エネ活動を推進しました。 オイルショックのように目の前に危機が迫らない
限り、本気で地球温暖化防止に取組めないのかと思うと残念に思います。
鹿児島市が毎月発行する『市民のひろば・新年号』の1面に森博幸市長と市環境アドバイザーの末吉竹二郎さんの対談が掲載されていました。
末吉さんが提唱する『鹿児島から環境維新を』の思いと、私達がNPO法人を設立した時の思いとは相通じるものがあります。
大きな地球環境問題を理解することは大事なことだが、いくら詳細に理解してもそれだけだったら何も意味がない。まず足元から実践して成果の上
がる活動の輪を広げることが重要であるとNPO法人の名称もTGAL(Think Globally Act Locally)と命名しました。
また明治維新の原動力となった先人達の先見性、行動力を鹿児島の地で環境という面から再び発揮することはできないかとも思っています。
新しくNPO法人のロゴマークを作成しました。燃える桜島から情熱(赤)と環境(緑)の芽が大きくなっていくイメージをシンボルマークにして
います。
『我が胸の熱き思いにくらぶれば煙は薄し桜島山』 平野國臣
鹿児島で実効の上がる環境活動の輪を広げ、地域の活性化を目指していきますので、本年もご支援をよろしくお願い致します。
NPO法人エコサポートTGAL 理事長 久留正成