Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)
平成31年3月28日
鹿児島商工会議所が、毎年開催する「かごしま商人塾」で、人材育成についての講座があり、考えさせられる内容でしたので、ご紹介します。
講師は、㈱Gentle代表取締役の中村成博氏でした。
中村氏は、日本マクドナルド勤務時代に、歌舞伎町の離職率が最も高く極度の人手不足の店を、モチベーション・定着率の高い店に変身させ、売上・利益率を高め、その考え方・手法が、全社に広がったという体験をもちます。
1.はじめに
(1)「知っているか?」ではなく、「今できているか?」の視点で話を聴く。
(2)「やり方」(例えば、褒めれば人は伸びる)は、万能ではない。
不変的かつ普遍的な「在り方」を基に、常に「やり方」を創意工夫する。
(3)お金・しくみで、解決できない課題が「人」である。
(4)「採用」「定着」「育成」の中で、最優先は「定着」である。
「生産性向上」の前に、まず「離職防止」を。
2.人は、何故辞めるのか?
(1)会社に魅力を感じない。誇りを持てない。尊敬できる上司がいない。
(2)自分の存在が、上司から必要とされていない。
3.モチベーションダウンの要因?
(1)人間関係(コミュニケーション)(2)評価されない(承認欲求)
(3)労働環境(社風・労働時間等)
・(1)(2)が要因の90%。またモチベーションアップしたいと思う人が
モチベーションダウンさせている。⇒無意識でやっていること、無意識に言っていることで、傷つけている。⇒行動を意識化し、改善すること。
4.人財育成の本質?
(1)人それぞれ、みんな違う。10人10色。
(2)1人10色。昨日と今日の私は違う。
(3)人間には特性がある。地球上の人として。生まれ育った時代の人として。
(4)アイコンタクトは、「GOOD」だけど「BEST」じゃない。
一番大事なのは「ハートコンタクト」⇒人間関係の深さが変わる。
ハートを向け、いつも関心を持っておくと、相手の不安にすばやく気づける。
管理者に求められる役割・期待、結果につながる方程式、魅力的なリーダー、「したい」を育む3つのスイッチ、3つの承認等について、次回紹介します。
理事長 久留 正成