Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)
令和元年9月30日
会社時代に、品質管理を学び始めた頃に、クレームや工程不良には必ず原因があり、起きた現象・現場を徹底分析し真の原因を特定して、改善対策することを学びました。その時、人生上の失敗・悩みも同様で、その原因を分析して改善するプロセスが重要だと思っている頃、出会った本です。
「原因」と「結果」の法則(AS A MAN THINKETH、ジェームズ・アレン著)は、1902年に書かれ、今でも世界中で売れ続けている驚異的なロングセラーで、聖書に次ぐベストセラーとも言われています。
非常にシンプルに、宇宙の真理が書かれた100ページ足らずの小冊子で、「現代成功哲学の祖」として知られるナポレオン・ヒル、ディール・カーネギーなどに大きな影響を与えている「自己啓発のバイブル」です。
この本は、「自分こそが、自分の人生の創り手である」という真実に気付くのを促すために、書かれています。
そして、一貫して以下のようなことが説かれています。
●思いが人格をつくり、環境と運命を創る。
●私たちは、自分自身が選び、めぐらしている思いによって、自分の人生を創り出している。
●私たちは自分自身の思いによって、自分を素晴らしい人間に創り上げることもできれば、破壊してしまうこ
ともできる。
●善因には善果、悪因には悪果。全ては必然である。
●行いは思いの花。喜びや悲しみは、その果実。
●「原因と結果の法則」は、目に見える世界でも、目に見えない世界でも、常に絶対として揺らぐことはな
い。
「人生は、心ひとつの置きどころ」と説く中村天風の思想と相通ずるものがあります。ジェームズ・アレンは、夜明け前に近くの小高い丘の中腹まで登り、1時間程瞑想する習慣がありました。私たちも、忙しい中でも、時々、宇宙・大自然と交信する時間を取ることの重要性を思います。
この本で説かれることは「人生」「経営」「持続可能な社会づくり」の根源的な考え方と思います。
環境教育の一環として、人材育成の教材に活用されてはどうでしょうか?
理事長 久留正成