Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)

                                                                    

                                                                                                                                     改訂2025年7月

 基本的なガイドライン要求や最近の利害関係者の関心などに配慮した指摘・提案を、ガイドラインの要求項目毎に紹介します。
 日頃の活動や審査準備、内部監査等で参考にしてください。

1. 取組の対象組織・活動の明確化
 ① 一部のサイトからスタートする場合、4年以内に全サイトに拡大できる計画を明確にし、環境経営レポートに記載す ること。 等
2. 代表者による経営における課題とチャンスの明確化
 ① SWOT分析で整理するとわかりやすい。記録にすると皆に伝わりやすい。
 ② 課題やチャンスを環境経営目標に設定する。 等
3. 環境経営方針の策定
 ① 環境経営方針・環境経営目標・環境経営計画の整合性がない。
新年度などで設定目標を見直した際、記載された目標項目や目標値が不整合。
 ② 経営理念・地域など独自性がわかる表現に。
 ③ 事業・環境経営環境目標に該当するSDGsアイコンを付与する。 等
4. 環境への負荷と環境への取組状況の把握及び評価
 ① 環境への負荷集計に漏れ・桁数違い・記載箇所のズレなどがある。
 ② 毎年、環境負荷の把握が実施されていない。(取組状況把握は毎年必要ではない)
5. 環境関連法規等の取りまとめ
 ① 法遵守の結果が〇だけであり証拠が不十分。何の記録・現場を確認したかの記録の明確な記載を。法遵守のノウハウとなり、引継ぎや教育に有効。
 ② 契約の産業廃棄物処理業者許可有効期限は台帳を作って毎年確認を。
 ③ 産業廃棄物管理票交付状況報告書の毎年提出と産廃保管場所に表示を。
 ④ 業務用空調機は、フロン排出抑制法対象で簡易点検と記録保存が必要。
 ⑤ 労働安全衛生法に熱中症対策の追記を 等
6. 環境経営目標及び環境経営計画の策定
 ① 目標は全ての環境負荷削減を対象としなくても、対象を絞って集中的に取組むことも有効。(燃料-社用車、産業廃棄物か一般廃棄物 等)
 ② 新たな施策が追加されず、次年度の改善目標を立てている。(達成の可能性小)
 ③ 目標・施策は、仕事の進め方、本業の徹底、従業員の育成、従業員の通勤・家庭・地域の環境活動に視野を広げる等 を検討する。
 ④ 環境負荷全体値は、事業動向で大きく左右されるので、新しい施策を拾い出しその
進捗を管理する。また、数値と施策の両面を進捗管理する。
 ⑤ 中期目標、単年度目標・計画書に該当するSDGsアイコンを表記する。 等