Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)
2025.7
熱中症の重篤化を防止するための、本年6月の労働安全衛生規則改正対応が急務です。
安全衛生委員会などで熱中症対応が明確にされていない場合は、KESs2,EA21環境経営システムで、下記のような見直しが必要です。
KESs1では、環境マネジメントマニュアル表2「法的及びその他の要求事項の概要」への明記と3.4.2文書に作成した「熱中症対応体制・手順」を追記することを推奨します。
①労働安全規則への改正内容明記
労働安全衛生法:熱中症を報告するための体制を定め、周知する。
熱中症の症状悪化を防止するための対処法を定め、周知する。
②熱中症を緊急事態対応として想定
緊急事態への準備及び対応:緊急事態の想定表を作成しているところでは追加
③熱中症対策の体制・手順等の明確化
安全衛生委員会あるいは環境管理委員会などで、管理者、熱中症対策、教育・周知内
容と方法、緊急事態対応などを明確にし、手順化して下さい。
④緊急事態テストの実施と記録
熱中症が予想される時期の早い段階で、明確にした手順などに従ってテストを実施し、
課題の抽出・改善、手順などを見直しください。
⑤環境教育への追記 等
教育と訓練:全従業員を対象とする一般教育に時期・対象など明確にしてください。
厚生労働省は、具体的な対策法をガイドラインやパンフレットをダウンロードできるよう
に支援していますので活用しましょう。
●「職場における熱中症対策の強化について」
①熱中症の災害発生状況 ②死亡災害の多発を踏まえた対策の強化について
③熱中症予防基本対策要綱に基づく取り組み
・WBGT(暑さ指数)の活用 ・熱中症予防対策
④今回の労働安全衛生規則の改訂について:基本的な考え方 ・現場における対応
⑤熱中症のおそれのある者に対する処置の例:フロー図①②、熱中症を疑え
●熱中症を防ぐために知っておきたいこと
「熱中症予防のための情報・資料サイト」
①熱中症とは? 応急処置? 障害が出た場合の対応法?
普及啓発用リーフレット ガイドライン等(ダウンロード可能)
②厚生労働省 環境省 気象庁 消防庁の関連情報