Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)

                                                                                                                                             2025.4

 5月5日は子どもの日で、子どもの人格を重んじ幸福を願うとともに、母に感謝する日です。
 地球環境問題は、子どもたちにとっては大きな課題です。
 しかし、子ども達は小さく、知能も発達中で、情報も少なく、発信する事もできません。

 それでも、これまで子ども達が現在・未来の地球を懸念し、メッセージを発信しています。
 世界の多くの人達を感動させた3人の少女のメッセージを紹介します。

●「坪田愛華さん」のメッセージ  
 1991年12月、当時小学6年生だった島根県宍道町の坪田愛華さんは、学校の調査課題であった地球環境について書いた漫画「地球の秘密」を2ヶ月かけて完成した数時間後に亡くなっています。
 その後、両親が遺作として「地球の秘密」をコピー・配布し、印刷され、日本だけでなく海外でも翻訳され、広く感動を与えています。
「地球の秘密」は、地球の歴史を探れ、自然界のバランスを知ろう、現在の地球を探れ、みんなで地球を守ろう、その後のお話、感想で構成されています。
 大自然の中で循環している生命には、無駄なものは何もなく、みなが支え合っている。
 地球の未来を守るための人間の心のありようまでストーリーは広がっています。
 また、登場人物はかわいらしく親しみのあるキャラクターが使われています。

●「セヴァン・スズキさん」のメッセージ
 1992年のリオ環境サミットで、伝説的なスピーチしたセヴァン・スズキさんは当時12歳のカナダのエコ団体の代表で、自分達で旅費を集めて参加した少女です。
 スピーチでは、世界中の飢えに苦しむ子供たちや次々と絶滅していく数えきれない生き物たちに代わって話しています。
 大人たちが、子どもたちに「するな」ということを何故自分たちはしているのですか?
 大人たちは「子どもを愛している」と言いますが、本当なのでしょうか?
 本当なら、どうか本当だということを、言葉でなく行動で示してください!
 短いスピーチですが、感動的なスピーチです。

●「グレタ・トゥ-ンベリさん」のメッセージ
 ストックホルム生まれで8歳の時に気候変動について知り、気候変動対策がほとんど行われていないことが理解できなくて、病気になっています。
 その後、気候変動のデモやスピーチなどの活動を開始。2019年16歳の時、国連気候変動会議で演説。影響を受けた学生達のデモが世界中で広がりました。
 その後も、政治家・議会等に対し率直で事実に即したスピーチをし、すぐさまの気候変動への行動を呼びかけています。

 私たちも、子ども達の未来を真剣に考えて、地球環境問題に取組みたいものです。