Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)

                                                                                                                                             2025.3

 2050年カーボンニュートラルに向けて多くの企業・自治体が取り組んでいます。
 また、GX推進することにより環境対策と経済成長を目指し、CO2を含めた温室効果ガス排出削減目標を設定し、国際認証を取得する等の動きも広がっています。
 大手企業から自社の温室効果ガス排出量また削減計画を問われるケースも増えています。

●CO2の見える化
EA21推進事業所では、初めからCO2を把握して削減の目標・計画を進めるようになっており、活動当初から現在までのCO2排出量を時系列で見られます。

 ISO14001またKESでは、電気使用量・車燃料使用量等年間把握はしていますが、一般的にCO2に換算はしていません。
 今後、環境側面・環境影響評価で把握された電気使用量・車燃料使用量などをCO2換算し、削減目標・計画を具体的にすることを提案します。

 九州・沖縄地域では、電気は九州電力・沖縄電力・電力販売業者が公表している調整後CO2排出係数を活用してください。
 ガソリン・軽油・灯油・重油・ガスなどは、環境省の燃料別CO2排出量を引用されたらと思います。

 ちなみに、2025年3月時点の電力と燃料別CO2排出係数は以下のようです。
 九州電力:0.406kg- CO2/kWh 沖縄電力:0.675kg- CO2/kWh
 ガソリン:2.322kg- CO2/ℓ 軽油:2.619kg- CO2/ℓ
 灯油:2.489kg- CO2/ℓ   A重油:2.710kg- CO2/ℓ

●CO2等温室効果ガス削減目標と認証
CO2等温室効果ガスを見える化とともに、基準年度から目標年度までの削減目標を設定し、計画的な活動を宣言し、国際認証SBTを取得する中小事業所も増加しています。
 また、金融機関等で支援しているところもあります。

 従来から、環境経営に取組む事業所はCO2排出源である電気・車燃料・ガスなどの削減や再生可能エネルギーの導入・活用などを推進してきました。
 今後は、それらの活動と合わせてCO2等温室効果ガスの見える化と削減計画が必要になっています。