環境テレビ番組・動画の環境教育への活用
改訂2011年1月
環境経営に取組む事業所が増えています。環境マネジメントシステムを構築し、システムに則って環境改善活動を推進し、CO2や廃棄物の削減、有害化学物質の削減と管理の充実、エコ商品・サービスの拡大など成果を得ている事業所も多くあります。
しかしながら活動当初は勢いで成果が得られても、毎年従業員の意識を高めながら継続的な活動を進め、ステップアップすることに苦労しているところが多いのではないでしょうか?
マンネリ化の対策、環境経営のステップアップには継続的な環境教育が必須です。しかし環境教育のテーマ・講師・教材などを考えて、教育計画を立て継続的に環境教育を実践するのはなかなか大変です。
各人が家庭で好きな時間に見られる環境テレビ番組を活用したらどうでしょうか?最近はいろんな観点で多くのすばらしい番組が放映されています。
しかし多くの番組から関心のあるものを探すのも大変かと思います。
私たちはH18年から、九州地域を対象に毎月の環境テレビ番組をまとめ、KES・EA21登録事業所また環境経営に関心のある人達に情報発信し、以下のように活用されています。
① 社内に掲示 ④ 環境テレビ番組を録画し全員で学習、感想を話す・書く(教育)
② コピーして回覧 ⑤ 家で見た環境テレビ番組の感想を話す(教育)
③ Eメールで社内送付 ⑥ 他社にも紹介
また最近、環境動画サイトが増えています。
環境テレビ番組と比べ、以下のような特徴があり環境教育にさらに有効だと思います。
① 環境情報の種類が幅広い
② 10分以下の情報が多く活用しやすい
③ パソコンに取り込み、どこでも時間のある時に簡単に見られる。等
環境テレビ番組と同様に社員が集まって一緒に見たり、eラーニングとして各人が見て申告したり、環境教育担当が推奨する情報を社員に配信する等の活用ができます。
環境テレビ番組や環境動画を環境教育計画に取り上げ、継続的に環境教育を実践するとか家庭でも活用されることを提案します。
社員の視野を広げ、環境負荷の削減、環境ビジネスの拡大等につながるだけでなく、事業所の信用アップ、家庭や地域での環境活動の推進にも効果が出ると思います。