2002年3月にUターンして、初めて担当した環境市民活動事例です。
当時参加した環境市民団体(現NPO法人かごしま市民環境会議)は、環境に熱心な女性集団で、白一点で会合に参加した私は、活発な女性陣の機関銃トークを懸命に聞き取り、捻って、できたのが「子どもかんきょう家計簿」です。
2003年の夏休みから、毎年講座を続けて18年になります。
これまで、参加した子どもたちが鹿児島県や鹿児島市で多くの夏休み自由研究優秀賞を頂いています。
2020年参加の親子の声を紹介します。今回は小学4年生が多いでした。
(子ども達の声)
●この環境家計ぼに取組んで、自分たちがたくさん二酸化炭素をだしていることに気づきました。
少し大変だったけど楽しい講座でした。
●これからは、エアコンの温度を上げて、れいぞうこの開け閉めをへらしたりしていきたいと思います。
●どれだけ電気を使ったかしっかり調べることができた。へらすことをこれからがんばりたいです。
●おれせんグラフにして、色を塗ったりするとよくわかった。がんばります。
●毎日、電気・ガス・水道を記録するのが、大変だったけど、いろんなことが分かったので、
勉強になりました。楽しかったです。
●むつかしいけど、けっこう楽しかった。
●わたしは、CO2がへっているか、ふえているかを書くグラフを書くと、へっていたので、
すごくうれしかったです。
(お母さん・お父さんの声)
●個人的質問にも答えてもらえ、よくわかった。
●親子で、とてもわかりやすく身近なことで取り組むことができた。
●最近の多雨や川のはんらんは温暖化によるもので、それについて親子で考えることができました。
●優しく丁寧に教えていただきました。
●個人では、なかなか取り組めない内容を、丁寧にご指導いただきました。
夏休みの自由研究が、時代に合った素晴らしいものになり、一生の思い出になると思います。
●親子で取り組めたことが、とてもよかったです。また明日からも生活に工夫していきたいです。
講座の風景(2003年) 講座の風景(2020年)
(自由研究の進め方)
①夏休み前:1-2週間前に2時間講座
●地球温暖化とエネルギーの話
●我が家でできる工夫のいろいろ
●「子どもかんきょう家計簿」の使い方
②夏休み中:「子どもかんきょう家計簿」に
●毎日、定時に電気・ガス・水道メータを計測し、データ記録(2-4週間)
●当日の気温、生活状況等を記録
③お盆前:学校へ自由研究レポートを提出する1-2週間前に3時間講座
●自由研究レポート用紙に「子どもかんきょう家計簿」のデータ等転記
●毎日と毎週の使用量を計算、CO2換算
●電気・ガス・水計測データをグラフにプロットしグラフ作成
●変化の大きい日の気温・生活の変化・工夫などを補足記録
●自由研究レポートに研究目的・方法・気づきなどを記録する
(自由研究のまとめ・レポート)
①自由研究のタイトル ②かんさつのどうき(動機) ③かんさつのもくてき(目的)
④かんさつのほうほう(方法) ⑤かんさつのきかん(期間) ⑥かんさつにつかったどうぐ(道具)
⑦かんさつのきろく⇒グラフ・データきろく ⑧かんさつのまとめ ⑨かんさつのはんせい(反省)
子どもかんきょう家計簿 毎日のデータ記録用紙 週毎の使用量グラフ
電気・ガス・水道メータの読み方、グラフの書き方、省エネの工夫、地球温暖化のこと、研究レポートの書き方等いろんなことが学べます。
夏休みに、親子で一緒に取組みましょう。