Think Globally, Act Locally!!
   (地球規模で考え、地域で足元から実践)

 平成30年9月28日

   今のままでは、持続可能な環境・経済・社会が困難になるとの認識が高まっています。

  そのため、SDGs・パリ協定・ESG投資・RE100・生物多様性・CSR調達・責任
投資原則など、国際的な締結や新しい動きが大きくなっています。
企業は財務的な面だけではなく、非財務的な面の仕組みや活動が重視されてきています。

 経団連は、「企業行動憲章」にSDGsの理念を取入れ7年ぶりに改定しました。
  環境省第五次環境基本計画では、SDGsの考え方を取り入れ、環境政策によるイノベーション
の創出と経済・社会的課題の同時解決を実現し、新たな成長を目指しています。

 そのような中で、日立グループ・味の素・伊藤園・ワコール・日新電機・オムロン等は、取引先
にも人権・労働慣行などCSR・SDGs的要素の実践を求めています。

 それでは、中小企業はどのようにCSR・SDGsに取組んだら良いのでしょうか?
 NPO法人KES環境機構は、2001年に中小企業版環境マネジメントシステムKES規格を
発行して、全国的に約5000組織が審査登録されています。

 2012年には、ISO26000(社会的責任に関する手引き)の要素を導入し、審査できる
システムをKESステップ2SR規格として発行しています。
  そして現在、日立グループを中心に、全国100組織が審査登録しています。

 今回、SDGsも包含して、KESステップ2SR規格第3版として大幅改訂しました。
取組む事業所は、以下の中核課題7項目以上を目標設定して取組むことが必要です。
  社会的課題の解決と企業の成長の両立を目指す中小企業のガイダンスとして、自社の
CSR・SDGsの推進またサプライチェーン管理のツールとして活用されたらどうでしょうか? 
   また、長くKESに取組む事業所は、ステップアップをご検討下さい。

●中核主題:取組課題⇒改善目標例
  ①組織統治:誠実かつ倫理的な行動規範の順守・促進⇒社外専門家の活用
  ②人権:社会的弱者の雇用促進⇒障がい者雇用の促進
  ③労働慣行:働き方改革⇒法定内時間外労働の順守
  ④環境:汚染の予防:廃棄物排出量の削減⇒産業廃棄物発生量の削減
      持続可能な資源の利用:環境配慮製品の製造・販売⇒環境配慮製品の開発
      気候変動の緩和・対応:CO2排出量の削減⇒電力使用量の削減
      環境保護・生物多様性:生物多様性の保全⇒希少植物の保全回復
  ➄公正な事業慣行:社会的責任活動の取引先への推奨⇒フェアートレード製品等の購入
  ⑥消費者課題:積極的な情報開示⇒顧客対応窓口の設置
  ⑦コミュニティーへの参画・発展:コミュニティー発展に貢献⇒地域活動への参画 

理事長 久留 正成