Think Globally, Act Locally!!
   (地球規模で考え、地域で足元から実践)

 平成30年10月31日

    平成30年10月8日に鹿児島市中央公民館で第8回生物多様性全国ミーティング&生物多様性自治体ネットワークフォーラムin鹿児島が開催されました。

1.講演:タレント・地球生きもの応援団 高木美保氏 「命を感じて暮らす」
   約20年前から郊外に住み農業にも取組まれています。農作業を手伝ってくれる近所の子どもたちは生物と共存する思いやる心が育っていて子どもたちから学ぶことが多いと話されました。
   また東日本大震災の被災地での、迷い犬や猫等の保護ボランティアを通して、人と動物の強い絆を感じた等、感動するエピソードがありました。

2.UNDB-J認定団体の表彰式及び事例発表
   認定団体のうち、鹿児島市における3団体の事例発表が行われました。
 ①桜島どんぐりころころ植樹祭実行委員会の「緑の少年団」である鹿児島市立福平中学校は活動を紹介し、先輩たちが植えた木が育ち、照葉樹の森になってCO2吸収量認証されたと話しました。
 ②天文館みつばちプロジェクトWe Love 天文館協議会)は、「はちみつ」を通して多くの地域の人たちと交流を図り、自然環境の大切さを知ってもらい、鹿児島・天文館の活性化にもつながるように活動しています。
 ③鹿児島市立西伊敷小学校は、校内・校外でも環境学習を積極的に取り入れ、環境活動を伝え広げています。子ども達が演劇風に発表し、楽しい発表でした。

3.パネルディスカッション
 コーディネーターである星野一昭氏(鹿児島大学特任教授)の司会進行で、5人のパネリストが「歴史・文化を支える生物多様性」について話しました。

●原口泉氏(志學館大学教授)と東川隆太郎氏(まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会代表理事)は大河ドラマ「西郷どん」の製作に携わっており、ドラマ製作の裏側も交えながら、舞台となった本土や離島の動植物等豊かな鹿児島の生態系について話をしました。
●寺田仁志氏(文化庁文化財部調査員、環境カウンセラー)は、文化財の保護等で関わった沖縄県や鹿児島市城山の珍しく貴重な植物・地域の文化等を紹介しました。
●村山雅子氏(かごしま市民環境会議理事長)は、ブラックバス等の外来種駆除や鹿児島大学の学生たちと鹿児島の河川の生き物たちの観測、調査等の活動を長年続け、市民と協力しながら、生態系保護の活動していることを紹介しました。

●最後に中澤圭一氏(
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室長)が「地元の人達が重要だと思っていることを実践している」と感想・まとめを述べました。