Think Globally, Act Locally!!
   (地球規模で考え、地域で足元から実践)

令和2年5月30日

 環境経営システムKESは中小企業を対象に創設されており、KESステップ1は多くの小規模事業者が取組んでいます。
 小規模事業者の販路開拓のための補助金「小規模事業者持続化補助金」についてご紹介します。

●「小規模事業者」の定義
「小規模事業者」とは、中小企業基本法の定義では、製造業や建設業などの場合、従業員規模20人以下の事業所です。サービス業などは5人以下。
 日本の企業約420万社のうち0.3%が大企業、残りの99.7%は中小企業ですが、中小企業の87%は20人以下の小規模事業者です。

●「小規模事業所」の社会貢献と経営課題 
「小規模事業者」は、自分の会社・店の経営を通じて地域に尽くすだけでなく、社員を雇って町の雇用を増やす、自分の子供を産み・育てる、地域の行事に参加し企画・盛り上げる等、地域に多大な貢献をしています。
 しかしながら、地域の人口減少・少子高齢化・地域経済の低迷が進み、売上・受注が伸びない、お客が減少する、給料支払い・資金繰りが大変、事業承継が難しい、人手不足など多くの課題を持っています。

●小規模企業振興基本法と持続化補助金
 必ずしも、規模拡大・成長を目指すのではなく、維持・継続し、地域の人が喜び、感謝される仕事を行いたい「小規模事業者」の自己実現、社会貢献のために、「小規模企業振興基本法」は、2014年6月20日に生まれました。
 補助金は、新しいお客様の獲得につながる取組みを支援しています。
 補助率:補助対象費の2/3 補助額:上限 50万円(一般型)
                  上限100万円(コロナ特別対応型:本年度新設)

●販路開拓の事例事例集1)(事例集2
(1)事務所、お店:
  ・改装 ・環境整備(LED・エアコン・節水トイレ、バリアフリー化等)
 (2)商品の開発・改善、包装改良
 (3)広報・販売促進・販売方法の見直し強化:
  ・チラシ作成、配布 ・販促用PR(マスコミ媒体、ウェブサイト)
  ・商談会、見本市への出展 ・ネット販売システムの構築 
  ・移動販売、出張販売 ・販促品の製造、調達 ・看板作成、設置 等

理事長 久留 正成