Think Globally, Act Locally!!
   (地球規模で考え、地域で足元から実践)

 平成30年11月29日

 11月21日(水)鹿児島県中小企業家同友会エネルギーシフト研究会が中心になり、
鹿児島市ジェイドガーデンパレスで「地方創成フォーラム」が開催されました。  

講演1 『地域経済の活性化はエネルギーの地産地消で』

 講師:(一社)エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議 代表理事
      小田原箱根商工会議所 会頭 鈴木 悌介 氏
    鈴木氏は、神奈川県小田原市にある「鈴廣かまぼこ」の副社長ですが、
   東日本大震災後に、「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」を立ち上げたそうです。
    ふるさとの取組み:地域で廻るお金を増やす、廻るスピードを上げる⇒地域循環促進
     ①ほうとくエネルギー:市民ファンド・条例でしくみづくりして、自然発電事業
     ②湘南電力:湘南での発電電力を集めて売電事業
     ③小田原箱根エネルギーコンソーシアム:湘南電力とガス会社で電気とガス一括供給
     ④ソーラーシェアリング:田圃にソーラーを設置して、農業経営の兼業支援
     ⑤「かまぼこの里」:太陽熱給湯・ソーラー・地中熱・コージェネ・ZEBの活用
     ⇒2つの視点が重要:①エネルギー=電気ではない、熱が70%。
              ②地方創成は再生可能エネルギーの地産地消で。 

講演2 『自然エネルギーの地産地消で街づくり』

 講師:(合)地球村研究室 代表/東北大学名誉教授 石田 秀輝氏
 石田氏は、パラダイムシフト・イノベーションはテクノロジーだけでは起こらない。
 新しい暮らし方の形が必要である。と、2014年から鹿児島県の沖永良部島に住み、
環境での地域づくり実験を進めています。
 主な主張は以下のようでした。
 現在は文明の瀬戸際であり、生物多様性・気候変動・海洋流出プラスチック問題が大きい。
 国が考える地方創生では、地方は東京の下請けになってしまう。足場を変えて考えることが必要である。
「バックキャスト」の考え方では、制約がある将来を受入れて、現在とのハザマ(間)を埋めるアプローチをする。
 環境問題・地方創生では、我慢ではないワクワクする楽しい生活を、バックキャストで創造する必要がある。
 これまでの文明は、人が何かに依存することを進める形だった。これからは、人間が自立するスタイルが求められている。
 ビジネスチャンスでもある。

 講演3 『地産地消をめざした小水力発電』

 講師:太陽ガス株式会社 及川 斉志氏
 及川氏は、会社の地域電力開発グループの中で小水力発電担当であり、最近約5年かけて、永吉川水力発電所を立ち上げた。
 小水力発電は、安心・安全で安定している。永吉川水力発電所は、44.5kWで総工事費が1億円で70世帯分を発電して、売電は年800万円である。
 ドイツに留学したこともあり、地域の資源を活用した自然エネルギー発電で、お金を地元に落とし、雇用も増やすドイツの市民発電所などをお手本にしている。
 数十年後に、子供たちが豊かな社会を笑顔で楽しめる社会づくりの仕事をしていきたい。

 

理事長 久留 正成