特定非営利活動法人エコサポートTGAL

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ニュースレター

『生物多様性・生態系の保護』に関する設定目標

Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)

2015年11月30日

 KESまたISO14001では、規格改訂にともない生物多様性・生態系の保護に関する目標設定が必要になっています。EA21でも、本業に関する目標設定で、既に目標を設定し、活動しているところもあります。

 

NPO法人KES環境機構では、KES登録事業所・学校等と連携して「KESエコロジーネットワーク」を推進しています。京都の伝統文化と深い関わりがある希少種植物のフタバアオイ、フジバカマ、ヒオウギ、キクタニギクをKES登録事業所・学校が里親となって育て、大きくなったら返して増やす活動です。里親としての期間に、目標設定して、育ち具合などの観察・管理内容を評価しています。

京都は、人気観光都市として世界一の評価ですが、生物多様性・生態系の保護にも熱心に取組み、新たな魅力を創造しようとしています。

 

『生物多様性・生態系の保護』に関する設定目標事例・ヒントをご紹介します。

  • 事務所・工場・工事現場での活動

①環境教育の推進:生物多様性・生態系保護調査・研究・学習の内容・回数の管理

②グリーンカーテン:育成植物の種類を変えての育成計画・観察・評価・ 管理

桜島では、噴煙のガスでゴーヤなどは育たないので小豆を育成しています。

③壁面緑化・屋上緑化・ビオトープ:企画・検討・工事・運用のスケジュール管理

どのようなビオトープをつくるかを皆で企画・製作するのは楽しいものです。

④敷地緑化:植樹等の企画・検討・工事・活用のスケジュール管理や緑化率向上

桜やクリの木など植えて地域の人たちと楽しもうというところもあります。

⑤花育成:季節ごとにいろんな花の育成・名前表示:花ポット数や種類で評価

⑥室内緑化:建物内に観葉植物等緑を増やす。生物多様性等の書籍・掲示を増やす。

⑦生物多様性に関する情報発信・教育、環境所感・1分間スピーチなど

⑧建設現場での配慮:地域の植物種・木材・石などの活用、多自然川づくり、希少種・ニナ貝(ホタルの幼虫のエサ)等の避難対応等の検討・実施率向上

⑨関連商品・サービスの開発・生産・工事・提案・販売-数・スケジュール管理 等

 

  • 家庭・地域での活動

①地域活動への参画:環境NPO・市民団体活動への参加・協力・寄付など。

かごしま環境未来館には、鳥・魚・植物・樹木の観察や川・森林・里山保全等を推進する団体が登録され、仲間を求めています。

また、イベント工事等で重機が必要になったり、会合の場所に困ったりしています。(NPO団体では、ボランティア参加証を発行するところもあります。)

 

なお、当NPO法人はKES目標として「生物多様性・生態系保護についての情報発信」を設定しており、今後もTGALメルマガやホームページで紹介していきます。