Think Globally, Act Locally!!
(地球規模で考え、地域で足元から実践)

平成26年12月24日

 「活動のステップアップ」「環境意識高揚と教育の習慣づけ」「社内・外部とのコミュニケーション力強化」等のねらいで「環境教育」の取組みが充
 実し広がっています。

・環境教育のねらい・内容
①環境方針・目標・計画の周知、施策のアイデア検討 等
②システムの理解・実践力向上―規格・マニュアル・規定・ガイドラインの学習 等
③視野の拡大―環境動画・テレビ番組・DVD・メルマガ等、環境活動レポートや報告書
④本業強化―品質向上・生産性向上・安全性向上・エコ商品やサービスの研究・販売 等
⑤能力強化-環境や本業に関する検定・資格の学習や取得 等

  • 管理目標・指標と計画
    環境教育を毎月1回実施するなどの数値目標と教育対象・内容の明記
  • 環境教育実践事例―環境経営事業所訪問記等でご紹介した事業所での実践事例

①集合教育の実施
環境テレビ番組・DVD・動画をデータプロジェクターで放映・学習。教育実施後に意見を述べあい、感想を書く。教材は環境だけでなく品質・安全・5S・効率アップなども含む。(業務改善は環境負荷削減につながる)

②環境eラーニング
 集合教育ができにくい場合、動画や環境情報を各自のパソコンに送り、学習した証として若干の感想を事務局に送ってもらう。各人の実績をポイント集計して評価する。

③規格・マニュアル教育と役割のローテーション
各職場の管理者対象に規格・マニュアルの教育を毎月1項目ずつ行う。一通り教育が終わったら、環境管理責任者や実行責任者を定期的にローテンションしていく。

④環境活動レポート編集会議や他社の環境活動レポート環境経営訪問記の調査研究
年度環境活動レポートを作成するために編集会議を何回か開催し、活動内容の反映・読みやすさ・会社のアピール度等を検討する。また他社の活動を調査・研究する。

⑤TGALメルマガ等の周知・教育
関係する項目を、毎月初めに一般社員に対し紹介・補足説明する。

⑥環境資格学習・資格取得
エコ検定、3R・低炭素社会検定や環境関連の国家資格に関する学習会や資格取得を目標に掲げ、環境資格者を増やす。さらに本業を強化する資格も対象にする。

⑦その他
朝礼での1分間スピーチ、外部出前講座や外部での事例発表、環境教育実行責任者の設置、自己評価員(内部監査員)の育成、外部からの講師招聘、外部セミナー参加、環境影響評価を全員で実施してすり合わせする 等

KESステップ1登録事業所では「環境教育の推進」を目標設定することを推奨します。また、KESステップ2やEA21では、環境教育計画の内容を再検討下さい。

                                              NPO法人エコサポートTGAL 理事長 久留正成